危機管理機能整備戦略

東日本大震災を契機に組織の危機管理能力の重要性はますます高まっています。また、災害時におけるナショナルセンターとしての本会機能の確保のみならず、地域組織からは対策本部としての機能も求められることから、早急な基盤づくりを行っていきます。

現状と課題

〇東日本大震災以降、防災への意識は社会的に高まっています。首都直下型地震の発生も予測されていることから、大規模災害への備えも含め、危機管理能力の強化に向けた取り組みを早急に進める必要があります。
 
〇歯科技工士および歯科技工士会には、医療関係従事者とその団体として適切な行動が求められます。また、災害時に的確な対応を行うためには、ナショナルセンターである日技と地域組織が密接に連携することが重要です。

戦略の体系

具体的施策

7-1.本会機能のバックアップ体制の確保
〇現在、歯科技工士会館の耐震診断を実施していることから、その結果を踏まえて、対策を検討します。
〇また、首都圏直下型の地震災害も予測されていることから、早急にナショナルセンター機能のバックアップ体制を整備します。
7-2.危機管理指針と各種マニュアルの作成
〇現在、東京都の条例により、帰宅困難者対策のための整備を進めていますが、大災害のみならず、平時においても組織の危機管理能力を強化する取り組みが求められています。
〇そこで、あらゆる可能性を想定して、危機管理指針と各種マニュアルの整備を進めます。
7-3.災害時における日技対策本部と地域組織の連携構築
〇災害は、いつ、どこで起こるかわかりません。その時に、お互いが助け合うことこそ、全国組織としての意義があります。
〇そこで、いかなる災害状況でも日技対策本部と地域組織が密接に連携して、的確な対応が取れるよう基盤づくりを進めます。
7-4.災害時の行政及び関係団体との連携構築
〇災害時に求められる医療関係従事者の役割は重要で、平時からその責任を認識していなければなりません。
〇そこで、歯科技工士のナショナルセンターとしての災害対応とは別に、医療関係従事者団体の一員として、行政及び関係団体と災害対応について連携構築を図ります。
7-5.災害支援ボランティア活動の調査研究と情報収集
〇現在、担当役員が、公益財団法人国際医療技術財団(JIMTEF)の災害医療研修を受講していることから、その成果をもとにして災害支援ボランティア活動のあり方について調査研究を進めます。
〇また、災害支援ボランティアについては、ほかにも様々な形で各団体が活動をおこなっています。
〇そこで、日技の有効な活動のために、積極的な情報収集に努めます。

具体的施策の実施工程

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