生涯研修開催カレンダー

・・・生涯研修開催日

催事予定一覧はこちらから

『日本歯技』2013年7月号 巻頭言



探 究

 7月5~7日、韓国大田市で第5回国際歯科技工学術大会(第35回日本歯科技工学会学術大会併催)が開催される。テーマは「To the Esthetic World」。実行委員会は過去最大規模の参加者を想定し、準備を進めてきた。
 プログラム内容は基調・特別・招聘講演、シンポジウム「各国における歯科技工士教育と歯科技工の現状と展望」・「歯科CAD/CAMテクノロジーの現状と展望」、テーブルクリニック、デモンストレーション、ポスター発表に加え、前回の大阪大会で好評であった学生の研究発表・テクニカルコンテスト、歯型彫刻、一般歯科技工士テクニカルコンテスト等と、充実した内容で開催される。大田広域市は1993年に科学EXPOが開催されるなど科学技術都市として知られ、快適な環境を提供している。
 また、学術大会に併せて第17回アジア太平洋地域歯科技工士連盟協議会が開催され、参加各国・地域の歯科技工界諸問題について議論される。特に日技は国際医療技術財団(JIMTEF)事業等への推進に関し協力体制を説明するとともに、各国歯科事情の情報収集をし、国際貢献可能な活動を模索する。
 日技は「中長期総合計画策定に係る地域別意見交換会」(タウンミーティング)を、7月14日の中国・四国地域を始めに全国6地域で開催する。策定中の具体的な施策案を基に意見交換会を開催し、計画案策定等へ適切に反映させることを目的に、国家資格を有するすべての歯科技工士を参加対象として申し込みを受け付けている。
 本年、上野公園では、ルネサンスの三大巨匠が卓越した才能を発揮した軌跡を紹介する特別展を開催している(ラファエロ展3~6月国立西洋美術館、ダ・ヴィンチ展4~6月東京都美術館、ミケランジェロ展9~11月国立西洋美術館)。三大巨匠の生没年は重複した時代に出会い、互いに刺激・吸収・成長し、独自の表現技法へ到達する。特にダ・ヴィンチ展では、貴重な油彩画・素描に加え、スケッチやメモを編纂した「アトランティコ手稿」(絵画・人物のデッサン・光学・幾何学・建築・兵法・機械・装置のデッサン等)、蔵書目録、愛読書が集められており、多面的分野作品の魅力と推敲の持続力に圧倒された。しかも自身の工房で制作理論・技術継承者を育成し、技能集団を組織して宮殿の壁画等を制作したその思考の過程を探る作品群から古典を消化し、物事の本質を探って明らかにする表現力とその生涯に感動した。
 私たちは、歯科技工技術の力で社会に貢献するとともに、人の絆を育み、人々の暮らしを豊かにすることを願い、新たな活動指針を提案する。

 
ページトップへ