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『日本歯技』2017年11月号巻頭言

『日本歯技』2017年11月号 巻頭言
 
アジア太平洋の架け橋

 日本歯科技工士会は歯科技工の技術を通じてアジア諸国と交流を図ってきた。
 その一つとしてアジア・太平洋地域歯科技工士連盟協議会への参加がある。最近の主な参加国は、韓国、中国、中華台北、マレーシア、フィリピン、日本の6カ国で、2年ごとに各国の輪番制で開催されている。また、その時々でインドやミャンマーなどがオブザーバーとして参加している。
 本協議会は毎回、各国が事前に議題を提出し、それに基づき話し合うことになっている。例えば歯科技工士の資格制度については、参加国の中では日本が最初に制度化されていたが、現在では韓国と台湾が資格制度を有している。そして中国、フィリピンも日本のように厳格な制度ではないが整えつつある。一方、教育年限に対する考え方は、韓国、中華台北は日本よりも進んでいる。
 このように、それぞれ独自の制度を有する国同士が一つのテーブルに着き話し合うことは、それぞれの国の実情を知り、自国の歯科技工士の環境を改善する上で非常に有意義なことである。1983年に現在のアジア・太平洋地域歯科技工士連盟協議会の前身が発足したが、当時から日本が主導して歯科技工士の教育や労働環境等当について協議して、リーダー的存在であったことから、その後も各国が日本に追いつけ追い越せと、日本を目標に取り組んできた。もちろん、今もその姿勢は変わらず、韓国では歯科補てつ物を日本のように国民皆保険制度の中に入れようとする議論が始まっている。中華台北では資格制度が実施されたことに伴い生涯研修制度の充実に取り組んでおり、日本からも大勢の歯科技工士が講師として招かれている。
 これまで日本が主導してきた本協議会も次回は20回目となり、マレーシアでの開催が予定されている。今日の参加国の歯科技工士を取り巻く環境の前進を考えると、まさに、隔世の感があり、日本が果たしてきた歯科技工士にとっての「アジア太平洋の架け橋」はさらに、強固なものとなりつつある。
 
 

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