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『日本歯技』2017年12月号巻頭言



日技組織ブランディング

 日技新発展『7』プランの基本戦略の一つに、組織ブランディング戦略がある。歯科技工士という職業の社会的認知を高め、日技ブランドを構築するために、組織として取り組むべき継承可能な施策は何かを考える。マーケティング用語では、伝えたいイメージを伝える努力が「マーケティング」で、国民に日技のイメージを持ってもらう努力を「ブランディング」といい区別するようだ。
 「目的」達成のために「戦略」をたてる。「目的」= 我々が目指すことは、国民に信頼され尊敬される組織を実現することにほかならない。
 ではなぜ「戦略」が必要かというと、達成すべき目的があるのに資源は常に不足しているからである。日技だけの話ではない。どんな大組織、大会社でも、資源(カネ、ヒト、モノ、情報、時間、知的財産)は常に不足しているという。戦略とは目的を達成するために資源を配分する選択のこと、達成したい目的を叶えるために持っている様々な資源を何に集中するのかを選ぶことであると言える。
 超高齢社会の日本を支える歯科医療の一翼を担う歯科技工士のナショナルセンターである日技がイニシアティブをとり、地域組織や行政、政治と連携を図りながら、社会や仲間に見えるように歯科技工士の立場から情報発信を行うことは、歯科技工士が現状から一歩踏み出すためにきわめて重要である。
 今年度の歯科補てつ物製作過程等の情報提供推進事業は、歯科補てつ物の材料の安全性や取り扱い方などについて知りたいという国民のニーズに応えることになる。歯科技工士名、歯科技工所名を公開することから、苦情を直接受けないか心配であるという声を聞いた。日の当たるところに出れば、今までにない対応が必要になるかもしれない。
 変化のための鍵は、国民=患者視点という価値観に立つということだ。歯科技工士側のどんな事情もどんな善意でさえも、患者の価値につながらないのであれば、それは一切意味がない。そう割り切って意思決定を出来る組織でありたい。
 
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