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『日本歯技』2020年7月号巻頭言



歯科技工士に関わる確かな情報発信

 新型コロナウイルス感染症の世界的大流行は、社会に大きな混乱を招いている。多くの人々がこれまで経験したことのない環境の変化に戸惑い、あらゆる産業が影響を受けている。私たち歯科技工士も、そして歯科技工所の運営も例外ではない。そこで、一早くホームページに「新型コロナウイルス感染症に関する情報」欄を設置し、歯科技工士のナショナルセンターとして、会員のみならず全ての歯科技工士に有益な関連情報を提供している。直近の歯科技工士実態調査報告書では、約9割がパソコン、スマートフォン等を使用してインターネットを利用していることから、今回、迅速かつ効率的な情報発信手段として選択した。
 また、2017年度から受託している国の直轄事業「歯科補てつ物製作過程等の情報提供推進事業」は、高齢化の進展や歯科保健医療を取り巻く環境の変化に伴って、国民や患者が求める歯科補てつ物等に関する情報を歯科医療機関内に掲示するなどの情報提供によって、安心・安全な歯科保健医療に資するものであるかを検証する事業である。この事業によって、歯科技工所に委託された歯科補てつ物等の製作者や製作過程等の情報が周知されることから、歯科技工士にとっては認知度と社会的評価の向上にも繋がる。今年度も実施団体となっていることから、更なる事業の充実と全国展開を図っていく。
 一方、昨今のICT(情報通信技術)の発達によって、様々な情報を瞬時に誰もが受け取り、発信することができるようになった。ナショナルセンターの運営にも欠かせないツールとして積極的に活用している。しかしながら、SNS等の情報発信による様々な問題も提起されている。時には歯科技工士に関わる虚偽の情報が発信され、戸惑うことさえある。現在の高度な情報社会にあって、SNS等の活用はますます広がるものと思われるが、利用する者はその功罪についてしっかりと認識する責任がある。
 引き続き、公益社団法人日本歯科技工士会は、歯科技工士に関する確かな情報発信に努めていく。

 
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