『日本歯技』2022年5月号巻頭言
日本歯科技工士会について

国際交流
公益社団法人日本歯科技工士会の公益事業の柱の一つとして国際交流がある。
さまざまな国との民間レベルでの交流が必要であることから、アジア・太平洋地域歯科技工士連盟協議会が発足し、そこで、交流が行われるようになった。技術交流が主な目的であり、各国の輪番制で2年ごとに開催されている。言語、食事などの異文化交流も行われることになるので有意義な交流である。
現在、アジア・太平洋地域歯科技工士連盟協議会のメンバーは、日本、韓国、台湾、中国、マレーシア、フィリピンの6つの国・地域がコアのメンバーであり、そこにオブザーバーとして、ベトナム、ミャンマー、インド、インドネシア、バングラディッシュ等のアジアの国が参加してくる。最近は技術交流に力を入れて欲しいという要望が多く、新たに参加してくる国もそれを求めているように感じられる。今後もさらに参加国が増えそうである。
一方、日技は公益財団法人国際医療技術財団と共同で、ベトナムとの国際交流を展開している。国立中央歯顎顔病院の歯科技工士のレベルアップと設備の充実を目標に設定し、年に2回、ベトナムに講師を派遣して実技研修等を行っている。現在はコロナの影響により事業を中止し、オンライン形式でのセミナーを行っている。日本に技術支援を望んでいる国は多く、オンラインセミナーの導入により希望を叶えることが出来るであろう。しかし、オンラインだけでは十分な交流は不可能であり、現地を訪れることも欠かすことは出来ない。
国同士の行政レベルでの交流は必須であるが、私たちのような交流も重要である。オンラインによりきっかけを作ることが出来れば、アフリカやヨーロッパ等のさまざまな地域とも交流が可能となり、よりグローバルな展開が期待できる。世界歯科技工士協議会のようなものが出来てもいいのではないだろうか。交流することにより、お互いを理解するようになる。世界の平和を願うならば、国際交流を積極的に行うべきであろう。
そして、一日も早くウクライナに平和が訪れることを願わずにはいられない。
さまざまな国との民間レベルでの交流が必要であることから、アジア・太平洋地域歯科技工士連盟協議会が発足し、そこで、交流が行われるようになった。技術交流が主な目的であり、各国の輪番制で2年ごとに開催されている。言語、食事などの異文化交流も行われることになるので有意義な交流である。
現在、アジア・太平洋地域歯科技工士連盟協議会のメンバーは、日本、韓国、台湾、中国、マレーシア、フィリピンの6つの国・地域がコアのメンバーであり、そこにオブザーバーとして、ベトナム、ミャンマー、インド、インドネシア、バングラディッシュ等のアジアの国が参加してくる。最近は技術交流に力を入れて欲しいという要望が多く、新たに参加してくる国もそれを求めているように感じられる。今後もさらに参加国が増えそうである。
一方、日技は公益財団法人国際医療技術財団と共同で、ベトナムとの国際交流を展開している。国立中央歯顎顔病院の歯科技工士のレベルアップと設備の充実を目標に設定し、年に2回、ベトナムに講師を派遣して実技研修等を行っている。現在はコロナの影響により事業を中止し、オンライン形式でのセミナーを行っている。日本に技術支援を望んでいる国は多く、オンラインセミナーの導入により希望を叶えることが出来るであろう。しかし、オンラインだけでは十分な交流は不可能であり、現地を訪れることも欠かすことは出来ない。
国同士の行政レベルでの交流は必須であるが、私たちのような交流も重要である。オンラインによりきっかけを作ることが出来れば、アフリカやヨーロッパ等のさまざまな地域とも交流が可能となり、よりグローバルな展開が期待できる。世界歯科技工士協議会のようなものが出来てもいいのではないだろうか。交流することにより、お互いを理解するようになる。世界の平和を願うならば、国際交流を積極的に行うべきであろう。
そして、一日も早くウクライナに平和が訪れることを願わずにはいられない。