『日本歯技』2023年5月号巻頭言
日本歯科技工士会について

会員をつなぐ広報の役割
広報(Public Relations、以下PR)は、組織と公衆との間における良好な関係を築くための活動である。英語での表記に由来するように、よく聞くPRとは公衆との関係構築を目的とするものなのである。一方、日本語においては、PRに加えて「弘報」という言葉が用いられることがある。これは、かつての日本においてPRに相当するもので、一方的な情報提供を行うものであった。
しかし、現在、日本歯科技工士会の広報活動は、単なる情報提供にとどまらず、双方向コミュニケーションツールとして歯科技工界を牽引し続けている。例えば『日本歯技』は、業界団体の様々な情報発信のツールとして、地域組織の活動報告にも利用され、さらに新しい技術の発表の場としても機能している。加えて会員にとってのメリットも多く、趣味の発表なども自由にできるようになっている。
一方、本会の広報活動には改善すべき点もある。例えば、会員の中には『日本歯技』の内容を知らない者もいる。その結果、本会が毎月情報を提供しているにもかかわらず、会が何もしないという不満が起こり、逆に会員が何を求めているのかがわからなくなってしまうこともある。つまり、組織と会員との間で良好な関係が築けていないことになる。
本会は4月1日より、今の時代に合った形で、LINEを活用した情報配信を正式に開始する。LINEは今や日本で最も普及しているコミュニケーションツールであり、各地域組織にもLINEグループが存在する。本会ではこれまで地域組織役員を対象に試験運用を行ってきたが、今後は広く会員に登録を募るとともに、地域組織のLINEグループや地域組織から選出された「デジタル担当者」とも連携して、会員にとっての利便性を高め、情報発信の範囲を拡大するよう進めていく。
情報は自身が求め、受け取り、醸成し、必要に応じて活用することにより活かされる。会員の皆さんにはまず登録する第一歩を踏み出してほしい。
しかし、現在、日本歯科技工士会の広報活動は、単なる情報提供にとどまらず、双方向コミュニケーションツールとして歯科技工界を牽引し続けている。例えば『日本歯技』は、業界団体の様々な情報発信のツールとして、地域組織の活動報告にも利用され、さらに新しい技術の発表の場としても機能している。加えて会員にとってのメリットも多く、趣味の発表なども自由にできるようになっている。
一方、本会の広報活動には改善すべき点もある。例えば、会員の中には『日本歯技』の内容を知らない者もいる。その結果、本会が毎月情報を提供しているにもかかわらず、会が何もしないという不満が起こり、逆に会員が何を求めているのかがわからなくなってしまうこともある。つまり、組織と会員との間で良好な関係が築けていないことになる。
本会は4月1日より、今の時代に合った形で、LINEを活用した情報配信を正式に開始する。LINEは今や日本で最も普及しているコミュニケーションツールであり、各地域組織にもLINEグループが存在する。本会ではこれまで地域組織役員を対象に試験運用を行ってきたが、今後は広く会員に登録を募るとともに、地域組織のLINEグループや地域組織から選出された「デジタル担当者」とも連携して、会員にとっての利便性を高め、情報発信の範囲を拡大するよう進めていく。
情報は自身が求め、受け取り、醸成し、必要に応じて活用することにより活かされる。会員の皆さんにはまず登録する第一歩を踏み出してほしい。