新会長あいさつ
2014-06-02
大分県歯科技工士会 会長(第13代) 川端道徳
この度、一般社団法人 大分県歯科技工士会の会長を仰せつかりました、川端道徳です。
始めに、大分県歯科技工士会の先頭に立たれ、長年にわたり歯科技工業界の抱える様々な課題の解決と、新たな発展に向け、積極的に活動され実績を残された後藤前会長のご尽力とご功績に、心から敬意を表しますと共に、厚く御礼を申し上げます。今後ともお力添えをお願いします。
今、日本は、大震災後、物や形ではなく心がもっとも大切であると再確認し新たなるスタートをする時期であり、大きく動きだそうとしております。
このような大切なときに、年金をもらえる歳となり好きな技工を楽しみながら、「らんちゅう・めだか」との時間も作れると思っておりましたが、13代目会長の大役をうけ、誠に身の引き締まる思いです。歯科技工士に課された社会的使命や役割を認識し、医療業界の様々な重要課題について、今後の展開をしっかり見極め、会員各位をはじめ、関係諸団体の皆様とも連携しながら、全力で取り組んで参ります。
そこで、次世代の歯科技工士会の再構築を目指した私の基本姿勢を述べたいと思います。
「私は歯科技工が好きです。同業の歯科技工士が大好きです。大好きな皆様と共に、歯科技工士の明るい未来を創りたい。」
私は、歯科技工士の見習いから50年過ぎ、育てていただいた先輩達への感謝の心を後輩達に私の経験のすべてを伝承する責任と使命を与えられたと自覚し、挑戦と前進を重ねていきます。未来のある歯科技工士会のためには、自他共の幸せを求める心ある団結こそが拡大の力であると考え、まずは、活動の中心を会員増に努めます。
私の好きな言葉に「抜苦与楽」(苦を抜き、楽を与える)があります。この言葉は医療に携わる私たちが大事にし基本中の基本の言葉・精神だと感じております。病気になって医療機関に来た患者さんに対して、最大限の技術で心で苦を抜き楽を与える、これが医療人ではないかと思っているからです。歯を抜き、苦痛を与えるではいけないのです。なお、この言葉には自己はありません。あくまで他人のために努力しなさいとなっているのです。歯科技工士会の人たちは自分も他人もそして特に後輩のためと思う姿は「抜苦与楽」であり、すばらしい技術、心を磨く組織にしないといけないと、強く強く信じてやっていきます。慈悲の精神をもった全理事と全会員の力を結集して、会員の幸せのためにともに頑張り続けましょう。
今後とも、皆様方からのご支援・ご協力を賜りますよう、重ねてお願い申し上げ、私の会長就任の挨拶とさせて頂きます。ありがとうございます。