別府市歯科医師会学術講演会のご案内

2014-09-03

大分県歯科技工士会 会員各位


  平成26年度別府市歯科医師会学術講演会のご案内


会員の方々におかれましては益々ご健勝のことと存じ上げます。

平成26年度別府市歯科医師会学術講演会が下記のように開催されます。

ご参加の程よろしくお願いします。


          記


日 時: 平成26年10月25日 (土) 15時00分~17時30分


場 所: 別府市口腔保健センター


参加費:  無料


テーマ:

「歯科用 CAD/CAMテクノロジーの現状と 「CAD/CAM冠」 の保険適用の概要」


講 師: 
 大阪歯科大学歯科審美学室 大阪歯科大学歯科技工士専門学校 校長 末瀬一彦先生


(抄録)
歯科用CAD/CAMシステムは急速に発展、普及し、模型を3次元的にスキャンあるいは口腔内スキャナーで直接支台歯の印象採得を行ったのち、豊富なCADソフトによるデザィニング、 そして切削加工や積層造形によって高精度、 高品質な補綴装置の製作が可能となってきた。
CAD/CAMシステムが歯科診療に適用される効用としては、トレーサビリティーの確保、均質な素材の活用、情報の保存・伝達、作業効率の向上、作業環境の改善などが挙げられる。一方、 CAD/CAM システムの適用できる新素材の開発も進み、 高強度で審美性の新素材としてジルコニアは注目されている。
また、 今春の医療保険の改正においても 「CAD/CAM冠」が保険診療に適用されるようになってきた。 保険診療においても審美的配慮がなされるとともに、製作法においても従来の鋳造法や築盛法から新たな製作法として「CAD/CAMテクノロジー」に変革されようとしている。
この「CAD/CAM冠」を有効に使用するためには重要な留意点があり、特に臨床現場においても支台歯形成や接着操作など厳守しなければならない点がある。将来的な補綴処置を鑑みた場合、「CAD/CAM冠」を大切に育て、歯科医療において大きな変革を期待する。

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