第三回九州歯科衛生士研究大会が開催される

2015-01-26














1月25日(日)、大分県歯科医師会館に於いて(一社)大分県歯科衛生士会主催の「第三回九州歯科衛生士研究大会」が盛大に開催された。

午前の特別講演 は、日本歯科大学教授・口腔リハビリテーション多摩クリニック院長 菊谷 武先生による「知らないですまされない口腔ケアの落とし穴~口腔ケア性誤嚥性肺炎と言われないために~」と題して行われた。

ランチョンセミナーでは、講師に横浜市立大学付属 市民総合医療センター 若林秀隆 先生 による「歯科と低栄養 サルコペニアの関係」の講演があった。

その後、会員によるポスター発表、一般演題(口演) が行われた後、教育講演では講師に東京都健康長寿 医療センター研究所 平野浩彦先生による「地域ケアシステムにおける認知症の対応」の講演があった。

最後に、「歯科から暮らしを支えるために」をテーマに教育講演での講師で東京都健康長寿 医療センター研究所 平野浩彦先生を座長に、以下の三名のシンポジストによるシンポジウムが行われた。
1.「大分県の地域包括ケアの現状
    ~多職種協働の地域ケア会議の取り組みと歯科衛生士への期待~」
    大分県福祉保健部 高齢者福祉課 地域包括ケア推進班 田井祐二
2.「地域ケア会議において歯科衛生士に期待すること」
    (公社)大分県作業療法協会 副会長・株式会社ライフリー代表取締役 佐藤孝臣
3.「歯科衛生士の視点―多職種協働の地域ケア会議を通じて―」    
    杵築市役所高齢者支援課 青木利美



この研究大会も、手探り状態でスタートした湯布院での第一回から今回で三回目を数える。
大分県は地域包括ケアシステムの構築のための「地域ケア会議」を立ち上げた。その一員として自立支援のための口腔からのアプローチの専門職としての歯科衛生士の活躍が期待される中での今回の研究大会であった。
大分県から発信したこの研究大会の成長に、同県の歯科医療人として大変うれしく、また誇りに思う。


詳細は大分県歯科衛生士会ブログへ

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