2024年、全国の歯科技工士養成校の卒業生は629人。 それに対し、寄せられた求人はなんと17,460件。 つまり、卒業生1人に対して約28件の求人があるという、驚くほど高い求人倍率となっています（出典：全国歯科技工士教育協議会）。 この数字は、歯科技工士という職業が社会から強く求められている証です。 医療の現場を支える国家資格であり、景気に左右されにくく、安定して働き続けられる。 全国どこでも必要とされ、資格を取得すれば将来にわたり安心してキャリアを築くことができます。

歯科技工所、歯科医院、病院、メーカー、教育・研究機関など活躍の場は全国にあり、地域に根差して働くことも可能です。 「患者さんに近い現場で義歯づくりに携わりたい」「研究・開発で技術を活かしたい」など、自分の興味・ライフスタイルに合わせてキャリアを選べます。

経験を積み技術を磨けば、自分の技工所を開設し経営者として活躍することも可能です。 また、日本の歯科技工士の技術は世界でも高く評価されており、海外で活躍する技工士も多数います。

結婚・出産・育児・介護などライフステージの変化があっても、技術職だからこそ復職しやすいのも魅力です。 近年は在宅技工、パート勤務、時短勤務など柔軟な働き方が増えており、長く続けやすい仕事です。

患者さんごとに異なる歯の形・色・噛み合わせを再現するオーダーメイドのものづくり。 「噛めるようになった」「笑顔で過ごせるようになった」という患者さんの声を直接聞けることが、歯科技工士だからこそ得られるやりがいです。