2020年 ははは川柳 結果発表

2020年応募総数は3,383句でした。
たくさんのご応募、誠にありがとうございました。
入選作品は以下の通りです。
(寸評:全日本川柳協会・新家完司常任幹事)
特選
【表彰状、商品券(3万円分)】
前歯入れ 顔も気持ちも 若返り
(愛知県じいじ)
【寸評】
一番目につく前歯、歯の美は健康そのものだ。前歯の欠けた状態だと年齢も老けてみえる。入れ歯をはめることによって顔の形が若々しく見え気分が良くなる。入れ歯の技術も日々進歩して本当の歯のように感じさせます。
秀句
【表彰状、商品券(1万円分)】
歯の長寿 匠の技が 生きている
(福岡県そら)
【寸評】
歯の寿命は自分の歯なら加齢とともに弱ってくる。入れ歯は技工士の腕によって長持ちの差が出て来る。入れ歯は定期的にチェックしてもらうのも長持ちのコツです。
馴染み過ぎ 入れ歯外すの 忘れがち
(和歌山県かずっち)
【寸評】
入れ歯を入れたまま寝るのは危険です。入れ歯に慣れ過ぎて、入れ歯のことを忘れがち、そんな気分にさせてくれる違和感のない入れ歯にいつも感謝しています。
歯磨きを うるさく言った 母感謝
(茨城県鈴木青古)
【寸評】
虫歯にならないようによく歯を磨きなさいと母親が諭してくれていたことを思い出します。子どもの頃はうるさく感じていたけれど、今は感謝の気持ちでいっぱいです。
佳作
【表彰状】
マスクでも 歯の善し悪しは 声に出る
(広島県小魚二)
【寸評】
マスクを通しての声は聞き取れにくい。まして歯が欠けているとなおさらです。
歯が自慢 いつも笑顔で おもてなし
(兵庫県リズ)
【寸評】
自慢するほどだから自分の歯が残っているのですね。来客の人にも受けている。
ぴったりの 入れ歯 体の 一部です
(埼玉県四季)
【寸評】
入れ歯が違和感なくピッタリと合っていると食事もおいしいですね。
合う入れ歯 一生涯の 伴侶かな
(愛媛県あちくん)
【寸評】
下五の「かな」は俳句調。入れ歯を一生の伴侶と呼んだのが光っています。
見せたいな マスクの中の 奇麗な歯
(大阪府羽田真人)
【寸評】
自分の歯を見せたい、そんな自信のある歯並びにはマスクが邪魔ですね。
良い入れ歯 噛めて笑えて 自信持て
(石川県太もも太し)
【寸評】
下五の「持て」は「持つ」の方が良いかも。十分に食べられなかったものが食べられるようになり良かった、良かった。
伸ばしたい 笑顔の寿命 歯の寿命
(神奈川県日常のソクラテス)
【寸評】
寿命を延ばすのに笑顔と歯がいかに大切かを強調しています。
なじむほど 自分の一部 いい入れ歯
(東京都みらいむ)
【寸評】
上五の「なじむほど」は川柳らしい表現。よく馴染んでいる歯に感謝。
入れ歯して ゴマ一粒の 味を知り
(兵庫県カツオ武士)
【寸評】
入れ歯の上下が良くあって、小さいものでも噛めるようになりました。ゴマ粒にたとえたのが佳。
歯磨きの 時間が増えた 自粛中
(和歌山県犬助)
【寸評】
コロナ禍で自宅に籠る日が多くなり、歯磨きの時間が増えました。忙しい時は「こんなに磨かなかった」と反省しきりです。